30,
2007

『ワルツを踊れ Tanz Walzer』
斬新であり、狂気すら感じるが澱んだ空気はなくクリアで開放的
自由と歓喜に満ちたアルバムだ
コラージュによって作られた、一曲目の「ハイリゲンシュタッド」
幕開けにふさわしい、扉が開けられ、これから何かが始まりそうなスリリングな感覚に
この曲に続く「ブレーメン」では涙腺が
印象に残るフレーズが
ブレーメン 外は青い空
落雷の跡にばらが咲き
散り散りになった人は皆
ぜんまいを巻いて歌い出す
胸がギュッと掴まれる感じになるが、アウトロの軽快さに後押しされる楽曲
そして、次の「Jubilee」では涙してしまった。
この流れで聴く「Jubilee」はくるものがある。
今回はアウトロの印象が強い曲が多い
視聴でイントロや部分的に聴いただけでは触れることはできない
通して聴いて個々の楽曲の凄さを感じてほしい
まだレコーディングの最中に自分がイメージしていたのは
くるり特有の難解な世界観たっぷりの音を想像していた。
しかし、いい意味で覆され、実にポップだ
スカッと潔さを感じるほどの軽快さ ストレートでとにかく気持ちがいい。
今回アルバムを手にし聴いていてハッとした曲は「恋人の時計」
シンプルなのに何かすごい 何かが目覚めていく感じ。
解説を見てみると、シンプルな曲でも裏では複雑なことをやっている。
この曲もそのひとつだと。その複雑さを感じさせない瑞々しく心地の良い感覚が新鮮だ。
いろんな制約から解き放たれ、真に音楽と向き合って作られた
『ワルツを踊れ Tanz Walzer』
閉ざされていたものが開化していくような感覚
新しくも普遍的なメロディーを醸し、懐かしい匂いを感じる
岸田氏はメロディーは言語だと言っている
まさにメロディーから深層や情景を朧気に感じとり、メロディーで涙するのだ。
言葉以上の言葉を発している。もちろん、歌詞も素晴らしい。
いつもくるりに驚かされる。
くるりに出会って良かったと改めて思わさせる素晴らしいアルバムだ
ライブアレンジも楽しみだ。9月の京都音楽博覧会にも行けるといいな
*
ふっと、心が曇りそうになるときがある。
そんなときでも今はここで留まれているかな
曇った空気を周りに与えたくない もちろん周りのためでもあるけれど
その空気はまた自分にも戻ってきて、より曇り疲れるのは自分自身だ
マイナスなイメージは描かないようにし、楽観的な意識を持つようにしている。
決して抑えているのではなく、
日々、意識することによって慣れてきている感じかな。
何か濁るものを感じるときは自分と向き合い、
小さなことでもその原因となるものを見つめ改心する
浄化させ、囚われの心を無くすこと。日々意識していることはたくさんある。
このアルバムのように純粋で真っ直ぐで、歓びに満ちた世界へと
まさに自分が感じていることがこのアルバムに詰まっている感じだ
「ハヴェルカ」はツボ的中。
アルバムのタイトルが『HAWELKA』になる予定もあったそうだ。
「アナーキー・イン・ザ・ムジーク」を聴くと覚醒され
全身がクリアになり活性化されていく。とくにアウトロの展開が最高だ。
音楽は素晴らしい。





つっつ