2006年 03月
20日(月)
02 | 2006/03 | 04

ピアノ・レッスン




ふと、『ピアノ・レッスン』のサントラが
聴きたくなったので聴いています。
『ピアノ・レッスン』は私の好きな映画の一作品です。

カンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を受賞
ホリー・ハンターとアンナ・パキンは
それぞれ主演・助演でオスカー受賞

これは納得の受賞だと思っています。
音楽を聴いていると、いろんなシーンが
鮮明に頭の中に描かれる。
劇場で見て、サントラとビデオも買った。
劇場へは最後のシーンを観たいがために再度観に
行った。当時19歳の私の心を掴んだ映画だった。





エイダ演じるホリー・ハンターの鬼気迫るほどの
緊張感のある演技。エイダの感情の動きとともに響く
マイケル・ナイマンの音楽。
海、波、風、森、自然が織りなす
モダン・アートを感じさせる映像美。


口がきけず、ピアノを弾くことで自分を表現していくエイダ。
静寂、声なき世界の中、心を揺さぶられる激しい内に秘めた心情がピアノの旋律によって
描かれ、そして海の風、森の声をもピアノが語ってゆく。



無声であるからこそ強く訴えかけられるものがある。
官能的であり、不器用な大人の愛や性についても考えさせられる。
恐くもあり、残酷でもある。斧で指を切り落とされたときのシーンは胸が痛む。

観る側も「言葉」では上手く表現できない。辿々しくしか書けない。
感覚で受けとめ、自分の中で描いていくような・・
溢れるものはたくさんあるけれど、「言葉」には出来ない。
見終わった後、特に最後のシーンではしばらく硬直してたな。。
その意味を理解するために頭の中でリフレインされていた。




音の存在しない世界を満たす沈黙があり 
音の存在しえない世界の沈黙が
海底の墓場の、深い、深いところにある....




続きを読む
23:16 | アート | edit | page top↑